授乳中に風邪をひいた時の対処法

授乳中に風邪をひいた時の対処法

「授乳中に風邪をひいてしまった。薬を飲んで子どもへの影響が不安…。」

授乳中は、母乳から薬の成分が乳児に移行する事を心配して、お薬の服用を控える方がいらっしゃいます。

実際のところ添付文書というお薬の説明書上では、妊婦や授乳婦の方はお薬の服用をなるべく避けるような記述がされている場合が多いです。

 

また諸事情で病院に行きにくく、市販薬や自宅に残っているお薬で何とか対応したいと考えられている方も、実に多くいらっしゃいます。

授乳中の方が風邪をひいた場合、どうすればいいのか?本記事では実際に授乳中に風邪をひいた場合の対処法についてご紹介したいと思います。

 


【目次】


 

1.具合が悪ければ自己判断せず、まずは病院へ

具合が悪ければ自己判断せず、まずは病院へ

大前提として、まずは病院に行き、診察してもらうのが基本です。

そもそも具合が悪い原因が風邪かどうかもわかりません。風邪かと思っていたら、実はインフルエンザだったという事もよくあります。

自己判断せず、まずは病院で診察を受けましょう。

 

特に産後はホルモンバランスが崩れやすく、今までになかったような体調の変化や症状が出る場合が多く、育児中のストレスで思わぬ体調不良を引き起こしやすい時期でもあります。

 

また母乳を通して栄養を失いやすい時期でもありますので、悪化する前に対処する事をおススメします。

 

2.授乳期は何科に行くべき?

授乳期は何科に行くべき?

授乳期は、内科へ行くべきか、産婦人科に行くべきか。

これは病院によって見解が異なり、「授乳中であれば産婦人科へ行って下さい」という内科もあれば、「内科へ行って下さい」という産婦人科もあります。

まずは通院しようとしている病院に、問い合わせてから行かれた方がいいでしょう。

 

なお内科へ行かれる場合は、他の患者さんもいらっしゃるので、感染予防のために、出来ればお子様を預けてから行かれた方が無難です。

逆に産婦人科で診察される場合は、妊婦さんがたくさんいらっしゃいますので、病院内でのマスクや除菌スプレー対策などはしっかり行いましょう。

 

また鼻や耳の症状がひどい場合は、耳鼻科にいかれた方がいいでしょう。

特に副鼻腔炎など、鼻に膿が溜まる事で起こる頭痛や体調不良は、耳鼻科の器具で吸い出してもらった方が、症状が緩和する場合が多いです。

 

3.薬服用による母乳を通した乳児への影響

薬服用による母乳を通した乳児への影響

授乳中の薬の服用について添付文書上では、ほとんどのお薬が授乳中は服用を避ける旨の記述がされていますが、医師の判断で影響がほとんどないというものについては、処方されるものもあります。

これは医師によって判断が異なり、服用中は断乳を推奨されるお医者さんもいれば、特に気にせず処方されるお医者さんもおられます。

本当に気になる場合は、医師にその旨を伝えて別のお薬を処方してもらうという事も可能ですが、医師が処方するお薬であれば、通常授乳中に服用しても乳児への影響は心配ないと考えていいでしょう。

(薬の服用で本当に気をつけなければならないのは、妊娠中です。)

 

体調が悪い時に処方された薬を飲み渋っていると、タダでさえ大変な時期なのに、余計に疲弊してしまいます。

お医者さんを信じて、出されたお薬はしっかり飲んで回復に努めましょう。

それでも不安が残るという方は、次項のような服用をしてください。

 

4.薬を服用する場合の授乳について

薬を服用する場合の授乳について

乳児への薬の影響がどうしても気になる場合、服薬中は断乳する事を考えましょう。

その間は粉ミルクに切り替えて、体調が回復してから母乳を再開する。またはこれを気に、ミルクに切り替えるでもいいでしょう。

 

ミルクをあまり飲まないなどの理由で、完全に断乳が困難な場合は、授乳が終わった直後に薬を服用してください。

服薬してから約30分後に薬の成分が体内の血液中に含まれ始め、1~2時間後に最も血液内の薬物濃度が高くなるため、服薬から1~2時間後に母乳を与えるのは避けて下さい。

 

なお仮に薬の服用が1日3回だったとした場合、単純に服用から8時間が経過すると、代謝や排泄などにより、体内に残る薬の成分が半分に減ると言われています。

これは「薬物の半減期」と呼ばれています。

体内に残る薬の成分が半分になるのは、各々の代謝や排泄量、薬によっても異なりますが、1日3回服用のお薬であれば、目安として「服薬から8時間程度経過後の次の服薬前が、最も体内の薬物が少なくなっている状態」になります。

このタイミングに母乳を与える事で、母乳を飲むことによって生じる影響を最小限にする事ができます。
(※ただし乳児が新生児の場合には、肝機能や腎機能が未熟で薬を排出する機能がまだ完全でないため、副作用が生じやすくなりますので注意が必要です。)

 

しかし、まだ離乳食も始まっていない乳児の場合、8時間おきの授乳ではとても足りません。
したがって粉ミルクとの併用は必須になります。

粉ミルクが嫌いで飲まないという赤ちゃんは多いですが、哺乳瓶の乳首やミルクの味、濃さ、温度などが原因で嫌っている可能性があります。

一度別の粉ミルクに変えてみたり、濃さや温度に問題がないか。哺乳瓶の乳首などを見直してみるなどしてみる事で、意外と飲むようになることも十分考えられます。

 

5.病院に行けない場合

病院に行けない場合

事情があり病院に行けない場合は、手持ちのお薬を使う場合があると思われます。

もし妊娠・産後前に処方されたお薬だとすると、授乳期に病院にかかって処方された薬とは違うため、授乳期に推奨されない成分が含まれている可能性がありますので、服用は避けて下さい。

これはドラッグストアで市販薬を購入しておいたお薬も、置き薬屋さんが置いていったお薬でも同様です。今から市販薬を購入する場合も、必ず薬剤師に相談しましょう。

 

なお一例として、処方薬でも市販薬でも、解熱鎮痛剤としてよく出されるのが「カロナール」です。
カロナールの主成分であるアセトアミノフェンは、授乳中の服用でも安全性の高い薬効成分です。

総合感冒剤(いわいる風邪薬)だと、授乳中の投薬リスクが低いものとして「PL顆粒」があります。

総合感冒剤は授乳中の服用は控える、または医師・薬剤師に要相談と添付文書に記載されているものが多いですが、「PL顆粒」は、授乳期でも問題なく飲めるお薬です。

但し15歳未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とありますので、15歳未満の授乳婦の方であれば、上記の疑いがある場合は服用を避けて下さい。


※1.本剤に限らず、他に併用薬や疾患がある場合は、必ず服薬前に医師・または薬剤師にご相談ください。

※2. PL顆粒に限らず、薬によく含まれる無水カフェインは母乳に移行しやすいので、長期的に服用するのは避けて下さい。


 

漢方薬の場合は「葛根湯」や「麻黄湯」などが、総合感冒剤として利用されます。

漢方薬は授乳中でも大丈夫と言われていますが、麻黄(マオウ)と大黄(ダイオウ)を含む漢方薬は少し注意が必要です。

 

麻黄(マオウ)は、エフェドリンという成分を含んでおり、母乳を通じて乳幼児の体内に入ると、エフェドリンの交感神経亢進作用により、覚醒状態が強く出てしまい、夜間になかなか眠らなくなるという事例が一部あります。

麻黄は「葛根湯」や「小青竜湯」などにも含まれていますが、医師によっては処方に問題なしと判断される場合が多いです。

麻黄が配合されている漢方薬は、「葛根湯」「小青竜湯」の他に、「麻黄湯」「麻杏甘石湯」「五虎湯」など、「麻」という文字が含まれているものに配合されています。

 

大黄は、乳児が下痢を引き起こす事がありますので、授乳中は服用を避けた方がいいです。

大黄を含む漢方薬には、「防風通聖散」「三黄瀉心湯」「桃核承気湯」「乙字湯」「柴胡加竜骨牡蛎湯」「茵蔯蒿湯」「大柴胡湯」などがあります。

 

なお授乳中の咳止めについては、こちらの記事も参考にしてください。

▼授乳中に飲んでもよい咳止め薬と漢方・飲んではいけない咳止め薬とは

https://blog.natural-pharmacy.jp/?p=297

 

6.風邪をひかないよう免疫力を上げる

風邪をひかないよう免疫力を上げる

生活リズムの乱れや睡眠不足に悩まされがちの授乳期は、そもそも体調を崩しやすく、さらに出産後の女性ホルモンの急激な低下により、心身共に不安定になりがちな時期になります。

この時期は、授乳期に必要な栄養をしっかり摂って、母乳と共に外に出てしまう栄養素を十分に補給しておく必要があります。

ただ闇雲に食べるのではなく、授乳期に必要な栄養素を含む食材を中心にしっかり食べるということです。

授乳期に必要な栄養素をこちらのページにまとめていますので、参考にしてください。

▼授乳中に必要な栄養素12種まとめ

https://blog.natural-pharmacy.jp/?p=575

 

特にビタミン・ミネラルは、酵素の働きを良くしてくれますし、味噌、納豆などの発酵食品や生野菜などの火を通していないものには、免疫力を上げる酵素が含まれていますので、これらは積極的に摂るべき食材です。

酵素は肉や魚、野菜、果物などに含まれていますが、注意すべき点として、酵素は熱に弱く、火を通した料理は酵素としての機能をほぼ失ってしまいます。

肉や魚は生で食べる方法が限られていますので、生野菜や果物、発酵食品(味噌や漬物、納豆など)を中心に摂取する事になりますが、それなりの量を食べないといけないため、相対的に十分な量がとれていない場合が多いです。

そこで、これらの食材をバランスよく食べる事に加えて、さらに免疫力を高めるものとして「酵素食品」を摂り入れる事をおススメします。

 

酵素食品は、食品として身体に取り込まれやすく作られており、大量の生野菜や発酵食品を摂らなくても、必要量の栄養素を取り入れる事ができます。

もちろん食事は食事で必要ですが、体内の酵素が不足しないよう補う事で、風邪などで体調を崩しにくくなります。

 

▼万田酵素 STANDARD

粒/分包タイプ

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/detail?item_prefix=TF&item_code=706966&item_branch=001

粉/分包タイプ

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/detail?item_prefix=TF&item_code=706708&item_branch=001

▼万田酵素 GINGER (粉/分包タイプ)

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/detail?item_prefix=TF&item_code=706709&item_branch=001

▼大高酵素 スーパーオオタカ(液体タイプ)

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/detail?item_prefix=TF&item_code=200386&item_branch=001

 

下記は酵素ではありませんが、妊娠授乳期の滋養強壮・栄養補給におススメです。

▼コンクレバン

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/detail?item_prefix=TF&item_code=703285&item_branch=001

▼レオピン各種

https://www.natural-pharmacy.jp/jp/item/list?keyword_pc=%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%94%E3%83%B3&x=0&y=0

 

バランスの良い食事と補助食品として酵素や滋養強壮剤を併用して、大変な授乳期を乗り越えましょう!

 

 

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